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家庭教師と自宅学習で100点上げる方法
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学校のテストで223点だった男の子が、5か月で偏差値56の公立高校に入学出来た指導方法
このページでは、中学3年生、即ち受験生の男の子の指導方法について書きます。
この生徒は、トライからの紹介でした。
中学3年の10月まで別の塾に通っていたのですが、成績が上がらず、受験を控えているタイミングでの申込でした。
私が受け持った時の成績は、学校のテストで5教科合計500点満点中223点でした。
そして、親の要望は地域で一番の公立高校の入学。
週1回90分の授業で、偏差値56の高校入学を希望されておりました。
目安ですが、学校のテストで250点くらいの生徒が行く高校の偏差値は、40~45です。
学校のテストで5割くらいの生徒が、偏差値50越えの高校、しかも公立高校なんて無謀に近いです。
一見無茶振りな要求ですが、結論から言えば、志望校に合格しました。
その指導方法を書いていきます。
入試まで5ヶ月。
受け持った時、正直に思ったのは「偏差値56の高校は無理でしょ・・・」
でした。
だって、学校のテストで5割くらいしか取れていない生徒が、学校のテストよりも難しい入試で7割も8割も取れると思わないです。
ですが、保護者様のわずかな望みと、生徒の挑戦してみたい気持ちに、少しでも応えようと思いました。
とりあえず始めに公立高校入試の過去問を解かせましたが、2割以上取れる教科がありません。
かなり絶望的な状況でした。
この時に行った勉強方法は、入試対策しかしませんでした。
入試対策をしたのは、英語と数学、時々国語でした。
以下、数学と英語の入試対策の指導方法について詳しく書いていきます。
【数学の入試対策:指導方法】
・文字式や、連立方程式の計算問題の解き方
・入試で王道の比例・反比例・一次関数の指導
・簡単な証明問題の指導
5ヶ月で、これしか指導しませんでした。
入試に絞って指導しないと、中途半端になるからです。
学校の成績を取るか、入試の点数を取るかで迷いましたが、現時点で5割近く取れているのなら、今の勉強方法で5割取ってもらう方法を選びました。
テストで50点取っても70点取っても、学校の成績にはさほど影響しないからです。
また、中学3年生の10月の時期に成績が1や2変わっても、あまり意味がありません。
そんな事に注力するよりも、入試の点数を各教科10点でも20点でも上げた方が、確実に合格に近付きます。
だから、入試で出される確率が高いであろう分野にまずは的を絞って、数学の点数が少しでも取れるように指導しました。
【英語の入試対策:指導方法】
英語は、4か月で中学3年生全ての文法を指導し、最後の1か月で長文読解と英作文に力を入れました。
文法は、中学1年生の1学期から順番に教えてました。(途中、現在進行形や過去進行形を同時に教えるなどをして、効率化も計っていました)
英語の語順、be動詞と一般動詞の違い。
この事から教える事を始めました。
英語の語順と意味を理解させたら、後は授業を進めるのは簡単でした。
英語の語順と意味を理解させるのは、最重要事項です。
肯定文・否定文・疑問文の作り方を教えて、簡単な例文で理解させれば良いのですから。
基礎が出来たら、後はテキストを使って指導していました。
重点的に教えたのは、並び替え問題でした。
並び替え問題が出来れば、単語・文法を覚えられますし、英作文や読解にも応用出来ます。
英語の語順と意味を理解して、並び替えが出来るようになってからは、英作文も出来るようになりましたし、長文読解も出来るようになりました。
並び替え問題を解かせて理解させる事は、実は英語力アップにとても重要です。
理科・社会は、1年生のワークを順番に覚えるのはナンセンスですので、とりあえず、入試問題の過去問を解かせ、暗記させました。
入試に出される問題は、結構偏る事が多いので入試問題だけでも暗記させました。
国語は元々好きだったらしく、これと言った指導はしておりませんでした。
入試問題を解いて、解答が理解出来なかった時だけ質問してきて、それに答えるくらいでした。
的を絞った入試対策
これだけの指導で、学校のテストが5割くらいの生徒が、偏差値56もの志望校に合格しました。
中学3年生半ば以降ですと、学校の範囲の指導をお願いするよりも、入試対策の指導をしてもらった方が、遙かに合格に近付くと思います。